ハイレベルな外国人選手が多数プレー Jリーグに注目

ゴールネットに突き刺さる

1992年頃の日本とはまだバブル経済の終盤であったため、Jリーグクラブの親会社の中には豊富な補強資金をもっている所も存在しました。
そんな中でリネカー、リトバルスキー、ラモン・ディアスをはじめとした世界的スターがJリーグがやってきてプレーしていた時期があります。

しかし、1993年に入ると日本のバブル経済は完全に崩壊して各クラブは補強に大きなお金を使えなくなり、世界的な大物が加入するケースが減っていきました。2000年代に入ってもその状況は変わらず、Jリーグの主役は日本代表選手またはそれに近いレベルの選手ばかりだったようなところがあります。

外国人選手

しかし2010年代に入ってアジア枠というものができて隣国または豪州・中東の名選手を獲得しやすくなり、アジアのトップ選手が集まってくるようになりました。
さらに2017年には大きな転機がやって来ます。
英国のパフォームグループという企業が世界展開を目指すDAZNというストリーミングサービスとJリーグとの10年間に渡る超大型の独占放送契約が結ばれました。この契約によって、成績に関係なく各クラブに支給される分配金が大幅に上がったほか、リーグ戦やカップ戦の優勝賞金が激増します。

DAZNとの契約が結ばれる前は、補強した選手が上手く活躍してくれなかった場合の損害を恐れて大型補強に積極的ではないクラブも存在しました。しかし、分配金の大幅増加などでリスクが減った中、方針を変えてクラブ経営に大きな投資をする親会社が増えています。

例えば世界最大級の自動車メーカーであるトヨタ傘下の名古屋グランパス、または世界的な知名度が高まってきている楽天傘下のヴィッセル神戸が補強に積極的です。これらのクラブは親会社がかなりのお金を使って世界的な選手を次々に獲得しています。大物選手がSNSで何かを発信すると一つ一つがニュース記事になるような状態で、彼らはクラブやJリーグ、またはホームタウンに大きな経済効果を与えてきました。

そんな彼らのプレーのほか、SNSで明かされるホームタウンでの日々からは目が離せません。