サッカー場用の人工芝も進化を年々続けている

人工芝

サッカーの試合は天然芝もしくは土の上で行なわれるのが一般的です。一方で、人工芝は、サッカーのスポーツとしての性質の問題や技術面の問題などから導入がなかなかすすまない状態が続いていましたが、技術の進化によって20世紀末頃にロングパイルと呼ばれるクッション性の高い人工芝が登場したことにより、サッカー場においても人工芝が用いられる事例が増えてきました。

一部の国のプロリーグでは試合会場のいくつかはロングパイルが敷き詰められており、国際大会でもロングパイルのグラウンドで試合が行われた例があります。

日本国内では、JリーグやJFLなどといったプロリーグの公式戦で人工の芝生のグラウンドで試合が行なわれることはありませんが、地域単位で行われているリーグでは人工の芝の上で試合が開催されることがあります。一方で、練習グラウンド用としてはJリーグの一部のチームで導入していますが、試合が専ら天然芝の上で行なわれることもあり、天然芝のグラウンドに併設する形での導入にとどまっています。